ここにも行ってみて 2

足袋の底にゴムを貼った地下足袋から、車のタイヤへと発展したブリヂストンの創業者・故石橋正二郎氏の小学校の絵の先生が、坂本繁二郎。

青木繁と同輩でライバルだった坂本が、不遇のうちに夭折した同郷の画家の作品の散逸に心を痛め、青木の作品の収集を進言したのが、石橋氏の美術品収集の始まりとかで、フランス印象派を中心にと収集がひろがっていったそうだ。

美術館を訪ねるだけで倉敷に行きたいと思う大原美術館の開館が一九三〇年。

これには及ばないが、ブリヂストン美術館の開館は一九五二年。

財界の両雄が、利益を社会に還元するひとつに、美術館をつくり名品を公開するとは有難い。

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